1. いまを言葉にする
何が起きていて、どこで詰まっていて、何を決めたいのか。わかる範囲で共有いただければ十分です。
進め方
答えをお渡しするのではなく、ご自身やチームが判断できる状態を一緒につくります。何を大事にして決めるか、どこまでは決めないでおくか。その線引きを言葉にするところから始めます。
サービスの形は違っても、扱う要素と進み方は共通しています。ここでは全体に共通する考え方をまとめています。
扱うこと
順番に埋めていくチェックリストではありません。話しながら、足りていないところ、絡まっているところを見つけて整えていきます。
進み方
最初から整理されている必要はありません。むしろ整理しきれていない状態からのほうが、扱いやすいこともあります。
何が起きていて、どこで詰まっていて、何を決めたいのか。わかる範囲で共有いただければ十分です。
話しているうちに、最初に持ってきた問いとは別のところに本題があると分かることがよくあります。そこを見つけます。
何を大事にするか、何が動かせないか。ここが決まると、選択肢の評価が一気に楽になります。
決めることと保留することを分け、次に試すことを具体的にします。
試した結果を持ち寄ります。うまくいかなかった場合も、判断基準を磨く材料になります。
置いた終了条件に照らして、何が変わり、どの基準が残ったかを整理します。続けること自体は目的にしません。
なぜ対話なのか
判断の枠組みそのものは、書籍にもテンプレートにも、生成 AI にもあります。実際、状況を書き出して整理するところまでは、ご自身でもかなり進められます。
残るのは、自分では言語化しにくいところです。何を避けようとしているのか、どの制約を過大に見積もっているのか、どの選択肢を最初から検討外にしているのか。こうした点は、外から問い直されて初めて見えることが多くあります。
また、判断には感情がついてきます。感情を切り離して合理的に決めようとすると、決めたあとで動けなくなることがあります。感情も材料として扱い、そのうえで決められる形にしていきます。
対話でしかできない、と言うつもりはありません。ただ、一人で組み立てて行き詰まっている状態には、相手がいることが効きます。
終わり方
扱うテーマと、振り返りの時期を決めて進めます。3か月・6か月といった期間は目安であり、状況に応じて調整します。
終わるときには、何が変わり、何を判断できるようになったか、どの基準が残ったかを整理します。以後はご自身で進めていただき、状況が変わって以前の基準が合わなくなったときに、また新しいテーマとしてご相談いただけます。
組織の場合も同じです。決めた基準をチームが自分たちで見直せる状態を目指します。
次の一歩
形が決まっていない段階で構いません。いま起きていることを、わかる範囲でお送りください。